観葉植物の水やり

観葉植物の水やり。頻度は?霧吹きは?
e-花屋さんの古永が、水やりのコツをお伝えします!

観葉植物、水やりのタイミングは?

観葉植物には細口のジョーロで水を与える

観葉植物、水やりのタイミングは「土の表面が乾いたら」。
土がどれくらいで乾くか?というのは、植物の種類であったり、環境であったり、鉢の大きさ(土の量)によって大きく異なります。慣れてくると感覚でわかってきますが、最初は定期的に土の乾き具合をチェックしてみてください。

観葉植物の水やりのタイミングは、土が乾いたら

観葉植物の水やりの仕方、注意点

観葉植物にジョーロで水やり
観葉植物に、そのまま水やりする方法

観葉植物の水やりについて。
ありがちな失敗が、(飾ってる状態のまま)水やりして「受け皿にたまった水を捨てる」方法。園芸書に書かれている方法ですが、そもそも間違いです。

「濡れてもいい場所に移動して」水やり

濡れてもいい場所に植物を移動

(受け皿から水がこぼれないように)チョロチョロ水やりするのではなく、
濡れてもいい場所に鉢を移動してタップリ水やり」が正解です。受け皿にたまった水を捨てるのではなく、鉢から水が出なくなってから受け皿に戻します。なので基本、受け皿に水が溜まることはありません。

水の量が少ないと、土が完全に濡れません。これは根にとっても良い影響を与えません。
なので濡れてもいい場所で、タップリ、タップリ与えるのが基本。「鉢の底から水が出たらOK」ではなく、もっともっと水を与え根から出る老廃物も洗い流してください!

水やりの便利道具

水やりの便利道具

台所、お風呂など「濡れてもいい場所」でタップリ水やり。けど、そういった場所で水やりするのが気になる・・・という方。便利道具「受け皿2枚セット」をお試しください!

観葉植物の水やりの頻度は?

観葉植物への水やりの仕方
シェフレラコンパクタへの水やり

水やりのタイミングは、土の表面が乾いたら。ただ凡その頻度は知りたいですよね!

屋外の鉢植えなら、暑い日は毎日水やりが必要です。対し室内の観葉植物であれば、殆どの観葉植物は一週間~二週間くらいは水やりが不要となります。

水やりチェッカー(サスティ―)の使用例
便利グッズ:水やりチェッカー(サスティ―)

※便利グッズ「水やりチェッカー」を土に挿せば、水やりのタイミングは迷わなくなるとは思います。

「根腐れ」と「乾燥」

パキラをベランダに移動して水やり
パキラの水やりについて

「水を与えすぎると、過湿になって根腐れに」
こういった記事が本やネットに飛び交い、水やりに対して恐怖心を抱いている方が多く感じます。落ち着いてください。「根腐れ」よりも「乾燥で」根を傷ませる人が多く感じます。
環境さえ良ければ100点の水やりでなくても大丈夫。環境に自信がない場合は、土を改善してみてください(排水性の高い土がおすすめです)

また、下記のようなケースの場合は「水やりの頻度が緩慢に」なります。
神経質になることはないですが、念のため知っておいてください。

  • パキラやゴムの木みたいに「幹が太い植物」は、他の植物よりやや乾燥に耐える
  • 鉢のサイズが大きい場合は、他の鉢植えより頻度を開ける

観葉植物、冬の水やり

観葉植物を育てる場合、冬だけはいつもより気を配る必要があります。控えめが基本ですが、冬でも日中は室温が高いケースが多いので「乾かしすぎ」は注意です。

「冬でも部屋が常に暖かい」という人は、何時もより少しだけ水を控える。
「冬、部屋が寒くなる」という人は、水の量も抑え気味に。ぬるま湯より温度が低めの水(冷たすぎない水)で、午前中(室温が高い時間)にさっと与えます。夜は室温が下がるので、水やりNGです。


霧吹き(葉水)について

霧吹き(葉水)

葉水(はみず)について。基本的なところから、整理しますね!

観葉植物への水やりは、ジョーロでする方法と霧吹きでする方法があります。ただ「霧吹きだけでOK」なのはエアプランツだけ。その他の鉢植えに関しては、ジョーロでの水やりが必須です。

観葉植物へ霧吹きする際の注意点

観葉植物への霧吹き

観葉植物の葉水(霧吹き)は、

  • 葉の汚れを落とし、光合成を活発にさせる
  • 空中湿度を高め、新芽の展開を助ける
  • ハダニ防止

などの効果が期待できます。
ただお客さまの話を聞くと、「やりすぎ」で植物を傷めてしまう人も多い気がします。毎日霧吹きするのは危険です。

そもそも、霧吹きすると床が濡れたり色々面倒です。なので頑張りすぎないでください。霧吹きしなくても、それが原因で植物が枯れることはありません。特に冬や、湿度が高い時期での過度な霧吹きは危険です。

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店長古永

この記事を書いた人
古永 崇 | e-花屋さん店長

園芸店に勤めて20年。e-花屋さんの立上げて15年となります。
消費者視点を忘れずに、疑問に思うことなどを掘り下げ研究中です!「初心者を中級者に引き上げる」のがe-花屋さんのミッションです!
会社概要

Q&A
A

大きさによっても変わりますが、「週一で十分」ケースが多いです。
とはいえ水やりは、植物を育てる上で大事な作業です。基本的なことは理解しましょう!

≫ 観葉植物の水やりのコツ、頻度を詳しく解説!

A

植物の水やりは、2種類あります。


  • ジョーロで、土に水を与える
  • 霧吹きで、葉に水を吹きかける


土に水を与える作業は必須ですが、葉水は必ずしも必要な作業ではありません。
「葉水の効果とは?」詳しく解説します!

A

ネットを検索すると、二重鉢にしたり、ペットボトルを使って自動で水やりする道具を作ったりと、色々でてきます。
ただ、そんなことは必要なのかな・・・と思ってしまいます。何故なら、殆どの室内観葉植物は2週間くらいなら水を与えなくとも耐えてくれるからです。大きい鉢植えなら、1カ月くらい水を与えなくとも大丈夫です。
なので留守前にタップリ、タップリ水を与えていけば大丈夫かと予測します。

≫ 育てやすい植物collection

A

置き場所の環境(日当たりや温度)、鉢のサイズやによって異なります。ただ8号鉢以上のパキラなら3週間~1カ月に一度くらいでも大丈夫です。水不足になると葉が垂れ下がったり、下葉が枯れる症状がでます。

A

屋外の鉢植えなら、春~夏は毎日水やりが必要かもしれません。但し室内の観葉植物であれば、毎日の水やりは不要です。週一で十分なケースが多いです。
ただ室内の植物でも、花鉢などは週2~3回水やりが必要なケースが多いです。

A

観葉植物は、水が足りなくなってくると「水不足のサイン」を出してくれます。
例えば、

  • 葉が垂れる
  • 葉が丸まる
  • 葉が薄くなる
  • 葉にシワが入る

などです。
但し全ての植物が、こういったサインを出す訳ではありません。水が不足しすぎると、落葉するのでご注意ください。

A

観葉植物の水やりの「量」は、鉢底から水が流れ出るくらい。「少しでも流れればOK」ではなく、しっかりタップリ与えてください。
タップリ水やりすることで、根から出る老廃物も一緒に排出することができます。

A

屋外だと暑いので、毎日(もしくは1日2回)水やりが必要です。
対し室内の場合は、エアコンが入ると思います。なので土の乾き具合を見て与えてください。エアコンが入らない室内の場合は、暑さで蒸れる可能性があります。風通しのよい場所へ置き場所移動を検討してみてください。