古永店長からのワンポイントアドバイス
玄関に鉢植えを飾るメリット
エクステリアに予算をかけれない時は、鉢植え植物で工夫してみては。外構工事に比べると、低予算で玄関前をおしゃれにできます!
今回の記事では、玄関前植物の選び方や、飾り方のコツを解説します!
目次 (クリックでスクロール)
玄関に合う鉢植えとは?選び方のコツ、基礎知識
先日、友人から「玄関前にグリーンを置きたい。おすすめは?」と聞かれました。「ネットを検索したらウンベラータとか、モンステラがでてきた」と。なるほど・・・。
世に流通しているグリーン(植物)選び方と基礎知識。簡単に説明していきますね。
グリーン(観葉植物)と言っても、大きく分けて2通りあります
- 屋外向け(常緑樹、落葉樹)
- 室内向け(常緑樹)
上記、一番の違いは「耐寒性の有無」です。
モンステラやパキラなど、熱帯原産の植物は寒さが苦手のため「室内向けの植物」となります。逆に、寒さに強い植物が「屋外向けの植物」として出回ります。
なので玄関の植物を選ぶ際、まず最初に気にしなければいけない点は「どれくらい、寒さに耐える植物なのか?」です。
住んでる地域、寒ければ寒いほど(残念ながら)植物の選択肢は狭まります。
屋外鉢植え 人気植物 |
耐寒性 | 補足 |
オリーブ | 氷点下2℃~氷点下6℃ ※品種により異なる |
寒冷地以外は概ね大丈夫。寒冷地は品種注意。 |
アカシア類 | 氷点下1℃~氷点下6℃ ※品種により異なる |
オリーブよりは若干耐寒性が劣る印象。 |
コニファー、トウヒなど | 氷点下3℃~ ※品種により異なるが、概ね寒さに強い |
鉢植え栽培なら、オリーブやアカシアの方が育てやすいと感じます |
シマトネリコ | 氷点下3℃前後 | オリーブなどに比べると、若干寒さが苦手な印象。但し気候に慣れてくると、寒さにもそこそこ耐えてくれます。 |
このような感じで、植物には概ねの耐寒温度が設定されてます。まずは、そこを気にしてみてください。また「鉢植えに栽培に向く、向かない」というのも正直あります。簡単に言えば「鉢植えでよく売られてる植物」であれば、鉢植え栽培も容易です。
人気のある玄関グリーン。おすすめ3種類
オリーブ
シンボルツリーとして、もっとも人気があるのはオリーブ。
見た目、育てやすさ、ともに優秀な花木です。「平和」という花言葉もGOODですよね!
「ラインナップの多さ」も、オリーブの魅力。
サイズ、樹形、価格。様々なものが販売されてます。ありきたりな植物ではありますが、鉢を工夫することでおしゃれに飾ることができますよ!
アカシア(ミモザ、ブルーブッシュ)
次にお勧めするのは、アカシアの木。品種によっては耐寒性が弱いものもありますが、
・ミモザアカシア
・アカシアブルーブッシュ
・アカシアスペクタビリス
などは、アカシアの中でも特におすすめの品種です。
葉の色が綺麗で、花も美しい。植えてる人もそこまで多くない、おしゃれ植物です!
オージープランツ類
オージープランツも、玄関前に置いてみてほしい植物。
オージープランツとは、オーストラリアやニュージーランドなどの南半球に自生する植物の総称で、ユーカリ、バンクシアなどが有名。先ほど紹介した、アカシアもオージープランツに分類されます。
耐寒性は品種によって様々。
「日本の気候にどこまで耐えるか?」という点でも、未知な部分は存在します。
逆を言えば、だからこそ玄関前に飾ってる人は少なく、個性が光ります。
玄関を素敵な雰囲気に。鉢植えの配置方法
最後に「鉢植えをおしゃれに飾る方法」です。
”三角形に”とか、”鉢を統一したデザインに”みたいなことが言われます。ただ私の経験談で言えば、難しく考える必要はないです!鉢植え植物のメリットは「移動が簡単」なこと。なので色々配置を変えてみればいいのです。自分がしっくりくる形に。
たとえば、植物は季節によって表情を変えます。
なのでシンプルに、「綺麗な植物は目立つ場所に移動する」というのが、いちばんのコツ。もう一度言います。移動が簡単ということが、鉢植えガーデニングの大きな魅力なのです!
玄関で使いたいおしゃれなガーデニング用品
最後に。
プランターや、ハンギングスタンド。ちょっとした工夫をするだけでも、玄関の雰囲気が大きく変わるし、素敵になります。
外構工事となると、見積もりは簡単に数十万円を超えます。
対しこういったガーデニング用品の工夫であれば、せいぜい数万円程度。アレンジも自由なので、「楽しさ」がありますよ!
(昔はこういったガーデン用品やDIY用品が、近所の店には売ってませんでした。けど今は通販が普及、欲しいものが簡単に見つけれる時代になりました)
いかがでしたでしょうか。
以前、玄関前に飾る植物と言えば「1年草」とか「花の寄せ植え」が主流でした。
ですが花苗は植え替えサイクルが短く、土の処分などが大変。なので最近はこういった「木のもの」の方が人気が高い気がします。
季節によって花が咲いたり、葉の色が微妙に変わったり。
植物を育ててると、発見があります。それが癒しでもあり、心を和まてくれます。
大人の趣味、玄関前ガーデニングを楽しんでみませんか♪
この記事を書いた人
古永 崇 | e-花屋さん店長
園芸店に勤めて20年。e-花屋さんの立上げて15年となります。
消費者視点を忘れずに、疑問に思うことなどを掘り下げ研究中です!「初心者を中級者に引き上げる」のがe-花屋さんのミッションです!