フィカスとは?人気品種の紹介
フィカスとは?人気品種の紹介

観葉植物で人気の種類といえば、フィカス属のグループ。ガジュマルやウンベラータ、ゴムの木などもフィカス属なのです!大きいものから、小さいサイズまで。お勧めの品種や、飾り方のコツを解説。お気に入りのフィカスを見つけましょう!

フィカスとは?「タイプ別」育て方

ガジュマルにも、イチジクの様な実がなります
ガジュマルにも、イチジクの様な実がなります

フィカスの種類と特徴

クワ科イチジク属の植物を、日本では”フィカス”と呼んだりしてます。枝を折ると牛乳のような白い乳液がでるのが特徴で、この乳液はゴムの原料とされてきました。こういった背景から、フィカスを”ゴムの木”と呼ぶシーンも多いです。

ただ、フィカス=(イコール)ゴムの木ということではありません。なにせフィカスは、世界で800種類以上あると言われてます。観葉植物として出回ってる品種だけを見ても、ビジュアルが全く異なるフィカスが存在します。

系統 代表種 育て方
木本性フィカス ゴムの木
ガジュマル
ウンベラータ
乾燥に強い
日当たりが好き
ツル性フィカス つる性ガジュマル
プミラ
乾燥には強くない
強光は苦手
木本性のフィカスと、草本性のフィカス
木本性のフィカスと、つる性のフィカス

フィカスの育て方のポイント、初心者向け品種

フィカスは、観葉植物のなかでも「育てやすい」グループです。
ただ耐寒性(その植物が耐える最低温度)は、品種により異なります。購入を決める際は、耐寒性は必ずチェックしてください。

水やりに関して。木本性(幹が木になる)フィカスは、乾燥しても耐久性があります。対し、ツル性のフィカスは乾燥にはやや弱いです。水が少ないと、葉が萎れます。水不足サインを見落とさないように、水やりしてください。

Ficus microcarpa(ガジュマル)の水やり
Ficus microcarpa(ガジュマル)の水やり

初心者でも失敗しにくい、お洒落フィカス3選

  1. フィカス・ベンガレンシス
  2. フィカス・ルビギノーサ(フランスゴム)
  3. ガジュマル

お洒落で育てやすい!フィカスの人気品種一覧

フィカス・ベンジャミンを鉢カバーに入れてリビングに
フィカス・ベンジャミンを鉢カバーに入れてリビングに

葉が黒っぽいゴムの木(バーガンディー、メラニー)

「黒ゴム」とも言われるフィカスバーガンディー(Ficus ‘Burgundy’

ゴムの木のなかでも「カッコいい」印象が強く、インテリアグリーンに向くバーガンディー。葉が黒いことから、「黒ゴムの木」とも呼ばれます。
バーガンディーは、どちらかというと大型の仕立てが向きます。小さいサイズで葉が黒っぽい品種が欲しいなら、メラニーを検討してください。バーガンディーと比べて葉が小さく、枝の分枝が良いのが特徴です。

植物名 置き場所 耐寒性
フィカス
バーガンディー
明るい室内
(耐陰性★★★)
5℃以上
フィカス
メラニー
明るい室内
(耐陰性★★★)
7℃以上
フィカス・メラニー(Ficus elastica 'Melany' )
フィカス・メラニー(Ficus elastica ‘Melany’ )

再入荷おしらせ」受付中!メラニーゴム>>

幹が白っぽいゴムの木(フィカス・ベンガレンシス)

ベンガレンシス(Ficus benghalensis)
ベンガレンシス(Ficus benghalensis)

ゴムの木の中でも、特に人気が高いのがベンガレンシス(ベンガルゴム)。他のゴムの木と比べると幹肌が白く、上品な印象があります。”幹曲がり”など仕立ても豊富、ギフトでも喜ばれるおしゃれゴムの木です。

植物名 置き場所 耐寒性
フィカス
ベンガレンシス
明るい室内
(耐陰性★★★)
6℃以上

「再入荷おしらせ」受付中!幹が太いベンガレンシス>>

人気だけど当店では売らないアルテシマ、インドゴム

左:アルテシマゴム 右:インドゴム
左:アルテシマゴム 右:インドゴム

ベンガレンシスと並んで人気が高いのが、フィカス・アルテシマ。ただ当店は、販売を自粛することにしてます。何故なら、アルテシマゴム最大の特徴「ライムグリーンの斑入り葉」は、室内では出にくいのです。色がぼけてしまうのです。(光が強いと、色が出やすいです)

また、インドゴムの木。丈夫さはゴムの木でもNo.1かもしれませんが、家庭には向かないサイズだと思います。会社や、商業施設向け。

フィカス・ベンジャミン(スターライト、バロック)

ミモザアカシアの花束をもった女性
フィカス・スターライト(Ficus benjamina’Starlight’

ゴムの木同様、昔から人気が高い観葉植物がベンジャミン。
葉がグリーンのもの、ブラックのもの、品種も様々です。そのなかで、当店がお勧めするのが「スターライト」と「バロック」。”美しさ”が魅力です。

育て方の注意点とすれば、ゴムの木と比べると「日照」と「風通し」を欲しがる傾向があります。寒さもやや苦手。水も切らしすぎると、落葉してしまいます・・・

植物名 置き場所 耐寒性
フィカス
ベンジャミン
スターライト
明るい室内
(耐陰性★)
8℃以上
フィカス
ベンジャミン
バロック
明るい室内
(耐陰性★)
7℃以上
フィカスバロッグ(Ficus benjamina’Barok’)

「再入荷おしらせ」受付中!スターライト”ビューティークィーン”>>

「再入荷おしらせ」受付中!くるくる葉っぱのバロック>>

フィカス・ウンベラータ

ウンベラータ(Ficus umbellata)
ウンベラータ(Ficus umbellata)

フィカスの代名詞とも言える存在、ウンベラータ。その人気は、ゴムの木やガジュマルを凌ぐ勢いです。
魅力は、白い幹肌とハート型の葉。「夫婦愛」という花言葉から、両親へプレゼントされる方も多いと聞きます。
ただ、通販をしてる私が言うのも何ですが・・・。ネットで買うべきでない植物の1つだと思います。何故なら、個体差が激しいのです。また、葉がやわらかく破れやすい。慎重に梱包しないと、配送の際に商品が傷みやすい。正直、私共にとって「売りづらい」商品でもあります。(e-花屋さんでは、小型で、個体差が少ない商品に絞って販売してます)

ハートみたい?な、ウンベラータの葉
ハートみたい?な、ウンベラータの葉
植物名 置き場所 耐寒性
フィカス
ウンベラータ
明るい室内
(耐陰性★★)
8℃以上

「再入荷おしらせ」受付中!5号鉢のウンベラータ>>


フィカス・ナナ

フィカス・ナナ(Ficus Nana)
 フィカス・ナナ(Ficus Nana)

珍しいレア品種という訳ではありませんが、近所のお店ではなかなか売ってないのがフィカス・ナナ。ベンジャミンに似てますが、ベンジャミンより葉がやや肉厚。個人的には、ベンジャミンより育てやすいのでは?と思います。ただ、ゴムの木などと比べると日光を欲しがります。窓からの光が届く場所で育ててください!

植物名 置き場所 耐寒性
フィカス
ナナ
明るい室内
(耐陰性★★)
7℃以上
フィカスナナの葉

「再入荷おしらせ」受付中!フィカス・ナナ>>

ガジュマル(フィカス・マクロカルパ)

メラレウカ・レボリューションゴールドの鉢植え
盆栽風ガジュマル(Ficus microcarpa)

ガジュマルもフィカスの仲間。小さいサイズから大きいサイズ、幹が太いものから、形が面白いものまで種類も豊富。「幸せを呼ぶ木」という花言葉もgood!人気があるのも納得です。

植物名 置き場所 耐寒性
フィカス
マクロカルパ
(ガジュマル)
明るい室内
(耐陰性★★)
6℃以上
実生のガジュマル
珍しい、ミニ盆栽風のガジュマル
珍しい、ミニ盆栽風のガジュマル

e-花屋さん、ガジュマル取扱い一覧>>

フィカス・ルビギノーサ(フランスゴム)

フランスゴム(Ficus rubiginosa )

フランスゴムです!他のゴムの木より、葉が小さく、幹肌も上品。剪定もしやすいのが特徴です。幹も曲げやすく、室内空間を素敵に演出してくれます!

※生産者によって(親株の個体によって)、同じフランスゴムでも葉の大きさや色が異なる印象を受けます。

7号鉢のフランスゴムの木
7号鉢のフランスゴムの木

販売時期はは9月~11月
「再入荷おしらせ」受付中!フランスゴム>>

産地で異なる、フィカスの出来栄え・特徴

フィカスの生産現場(沖縄)
フィカスの生産現場(沖縄)

最後に、ちょっとだけ!
フィカスを作ってる農家さんは、全国にいらっしゃいます。そして、その土地の気候を上手く利用した植物を作っておられます。工夫もすごい。
e-花屋さんではそういった工夫、産地で異なる特徴なども今後お伝えしていきます!

フィカスの幹を曲げる方法
フィカスの幹を曲げる方法

はっぱ

この記事を書いた人
松川 大祐 | e-花屋さんスタッフ

e-花屋さんに勤めて5年、日々植物に詳しくなるため勉強中です。
「初心者を中級者に引き上げる」のがe-花屋さんのミッションです!
会社概要

店長古永

この記事を監修した人
古永 崇 | e-花屋さん店長

園芸店に勤めて20年。e-花屋さんの立上げて15年となります。
消費者視点を忘れずに、疑問に思うことなどを掘り下げ研究中です!「初心者を中級者に引き上げる」のがe-花屋さんのミッションです!
会社概要

Q&A
A

「在庫がある商品」であれば、ご注文可能です。
「在庫がない商品」に関しましては、ページ内に「再入荷メール」ボタンがございます。入荷があればご連絡が届きますので,ご活用頂ければ幸いです。

A

大きすぎると邪魔になる可能性があるので、5号~8号サイズくらいのフィカスがいいと思います。具体的には、

  • ベンガレンシス
  • メラニーゴム
  • フィカス・ソフィア
  • フィカス・トライアンギュラリス

など

A

根鉢を触らずに、そっと植え替えれば通年作業が可能です。根詰まり解消の植え替えや、土を入れ替える植え替えをされる場合は5月下旬~7月頃が作業の適期です。
植え替え1ヶ月くらい前から肥料を与えておくと樹勢が強くなるので、植え替え後の芽吹きも良くなると思います。

A

オージープランツは樹形、花の形、葉の色合いなど日本古来の植物と比べ独特です。個性的であるところから、「ありきたりな植物は嫌だ」というユーザーに人気があります。
また、乾燥や寒さに強いものも多く、日本の気候でも育てられる品種も増えてきました。

A

化粧鉢に植えると、フィカスは特に見栄えが良くなると思います。植え替えせずに、一回り大きい鉢(鉢カバー)に入れるだけでも見栄えがグッと上がります!

e-花屋さん本店 TOPへ