古永店長のワンポイントアドバイス
ソフォラ・リトルベイビーの増やし方は?
ソフォラは挿し木で増やしますが、簡単ではありません。枝が細く水分量が少ないため、生産者でも挿し木の成功率は高くありません。ただ、育てていると剪定するシーンが何度も出ます。その枝を使って挑戦してみてください(時期は6月~7月)
盆栽みたいな観葉植物ソフォラ・ミクロフィラ・リトルベイビー。
樹形が悪く、商品として販売できなかった「予選落ち」苗。
形が悪いからといって、捨てたらかわいそう。
3つの苗を寄せ植えして、盆栽風のソフォラリトルベイビーに仕上げようと思います!
目次 (クリックでスクロール)
盆栽風・・、盆栽風・・・
植木鉢の選び方。大切なのは
「どんなサイズの植物を、どんなイメージに仕上げたいのか。」
今回でいえば、
・3号苗を3つ、寄せ植えできる大きさ(スペース)があること
・盆栽風を目指すので、 和モダンな雰囲気を演出したい
こんな条件で、植木鉢を選びました。
植え替えの際、土は落とした方がいいですか?
こんな質問をよく頂きます。はい、ケースバイケースです(笑)
それで、今回は思いっきり土を落としました。
何故なら、3つの苗を寄せ植え。土をしっかり落とさないと、鉢に苗が入りきらないから。
あとカッコよく植えるコツとしては、3つの苗を単調に並べるのでなく、3つの苗の枝が絡み合うような雰囲気にしたく、できるだけ土を落としました。
ソフォラは「プレミアム用土」
「どんな土を使えばいいの?」こんな質問も、たくさんいただきます。
そんな時、私はプレミアム用土を推薦しています。
清潔で(虫がわきにくく)、排水性も抜群。
室内は、屋外に比べて「風」も「日光」も少ないです。土の乾きが鈍くなります。下手をすると、根腐れの原因に。
だから私は排水性抜群の「プレミアム用土(ベストソイルミックス)」を使用してます。
またもう2つ、理由があります。
1つめは、「土をたくさん落とした大手術」だったから。
今回の植え替えでは、古い土をたくさん落としました。
だから新しい土を、根と根の隙間に入れ込む必要があります。
普通は割り箸などでつつきながら、新しい土を根と根の間に詰めていきます。
ただその際、割り箸作業で根を傷めてしまう可能性も。
その点プレミアム用土は、土がサラサラしているので、写真のように流し込むだけで細かいところにも土が入っていきます。(途中、鉢をトントンと叩きながら土を詰めていきます。)
植え替え作業は、人間でいえば手術。まして、土をたくさん落とした大手術でした。「これ以上、根を傷めたくない」。そんな理由でプレミアム用土を使いました。
もう1つの理由は、「根張りスペース」の確保。
「3つの苗を、1つの鉢に。」正直、鉢は窮屈です。だからこそプレミアム用土を。
なぜならプレミアム用土は、土が硬いので根の分岐が促進。同じスペースでも、より多くの根を出させる効果が期待できます。
狭いスペースを有効に使いたい。そんな理由から、今回の植え替えでは「プレミアム用土」を使用しました。
念のため、奥の手も。
今回、ソフォラの植え替えをしたのは4月後半。植え替えの適期。
だから大丈夫だろう・・・と思ったんだけど、念のため。植え替え作業の強い味方、「メネデール」も与えました。
メネデールは、活力剤。とくに、「植え替え作業」に力を発揮し、根や芽がでるのを助けてくれます。
最後の仕上げは、たっぷりたっぷりの水で。
植替え作業の締めとして、メネデールを希釈した水を、たっぷり与えました。
植え替え直後は水を与えると、排水穴から土の微塵が流れでてきます。(この微塵が残ったままだと、排水が悪くなります)
なので微塵が流れ出てこなくなるまで、たっぷり、たっぷり水を与えてください。目安としては、1リットル~2リットルくらいの水が必要です。
「植え替え直後は、水をたっぷり与える」
これは観葉植物の植え替え作業では、とても重要な作業です。
メネデールを与える際は、水をたっぷり与えた後に「最後の締めとして」メネデールを与えるとよいと思います!
Q&A |
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枝を長さ10センチ程度に切り、下の3~4節くらいまでの葉を全て切り落としてから土に埋まるように挿します。明るい日陰で、乾燥しないように湿度を保ちながら増やしていきましょう(但しソフォラは「挿し木が難しい植物」と言われてます)
丈夫な植物ですが、「乾燥」には弱いです。水やりで失敗する人が多い気がします。ですので経験に基づいた、適切な水やり方法、育て方を冊子にまとめました!
ソフォラ・ミクロフィラは名前のとおり葉がミクロサイズ、メルヘンな雰囲気のある植物です。 原産国はニュージーランドで成長すると 8 メートルくらいになると言われてます。とはいえ日本で路地植えされてる事例はほとんどなく、鉢植えだと伸びても1メートル程度の高さです。 耐寒性は強いです。その土地の気候に慣らせば、氷点下5℃くらいでも耐えます。但し枝が細いので、雪で折れる可能性があります。なので基本的には、室内植物として楽しまれます。
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