\\ 失敗しない //
観葉植物・植え替え方法
観葉植物専門店を運営してきた経験と、農家さんのアドバイスをもとに記事を書きたいと思います!
- 今の時期、植え替えても大丈夫?
- 植物に付いてる土はそのまま?
- 鉢はどれを選べばいい?
- (e-花屋さん店長:古永)
植え替えで気になるポイントを解説していきますね!
なぜ「植え替え」しようと思ってます?
観葉植物の「植え替えする理由」。まずはここを整理しましょう。大きくわけて、2つあると思ってます。
1つ目は、"見栄えをよくする"ための植え替え。
「鉢を、おしゃれにしたい」とか。
もう1つは、「植物を思いやる」植え替え。鉢が窮屈そう…みたいな時に植え替えしますよね。
「見栄え」の植え替えなら、作業は年中OK
見栄えを整えるための植え替えは、土を触らずそっと植え替えるのが基本。 「冬は植え替えしちゃ駄目」という記事も見かけますが、土(根)を触らなければ大丈夫です。
土を崩すのは「理由がある」時だけ
鉢を外した時、根の張り具合に注目してください。
「根が土の側面にもぐるぐるはびこってたら」古い土を崩し、根をほどいて植えた方がいいです。
花苗は植え替えの際には根をほぐすパターンが殆どです。花苗は成長が早く、数か月で根がはびこるからです。
対し観葉植物は成長がゆっくり。なので長く育てた植物でないと、根を無理にほぐす必要はありません。
そして「根詰まりしてるでは?」と思ったとしても、それが冬なら植え替えは我慢してください。
低温期は観葉植物の成長が鈍りますので焦らなくて大丈夫です。春まで待ってから植え替えすることをお勧めます。
因みに、私は毎回土を崩します。
理由は「古い土を、なるべく新しい(お気に入りの)土に入れ替えたい」からです。
"土を崩さない植え替え"が根を切る可能性が少なく無難ですが、色々トライされても良いとは思います。そこも園芸の楽しさです。
より詳しい植え替え方法は、コチラの記事に動画も載せてます>>
※植え替え後は、たっぷり水やりしてください。いつもの5倍くらいの水を与えるイメージで。
また根を切った場合は、2週間ほど安静な場所(強光・強風・寒さを避けた場所)で育ててください。蒸散を抑えるために、いくつか枝を剪定して
葉の数を減らすのも育て方のコツです。
よくあるご質問
(植物・鉢の他に)
①土
②鉢底石と鉢底ネット
作業道具として、
割り箸、土入れ、新聞紙、ジョーロがあると便利です!
肥料は、植え替えから1カ月ほど経ってから与えてください(但し冬は不要です)
必要です。新しい鉢との間に「隙間」は必ずでますので、土を詰めてください。
※「見栄えの植え替え」なら、鉢カバーを使えば土は不要です!面倒な作業が嫌な方は、この方法がお勧め。
お勧めの鉢カバー>>
室内で育てる観葉植物であれば、植え替え方法はほぼ同じです。
但し背丈が伸びる植物は、大きめの鉢を選んであげてください。
また寒さが苦手な植物は、5月~7月に植え替え作業を終わらすことをお勧めします。
100均の植物なら確かに心配。けれど虫が出てないのであれば、わざわざ植え替える必要はないと思います。
虫と土の関係について。
こちらの記事もご参照ください。
観葉植物向け虫がわかない土>>
●鉢選びのコツ
①材質について
「素焼きは通気がよくて、プラスチックは・・・」
みたいな材質ごとの特徴は確かにあります。しかしながら観葉植物に関しては「材質」より、
「大きさとデザイン」で選んで良いと思ってます。
鉢の機能性にこだわるよりも、まずはよい土をご使用ください。
②鉢の大きさについて
①植物の「鉢の直径」「高さ」をチェック!
②植え替える鉢の「内径」と「高さ」が、植物より大きいことが条件です。
但し・・・観葉植物の場合は、「ある程度自由」で選んでいいと思ってます。
先にも書きましたが、観葉植物は成長が遅いです。その上、一般のご家庭は植物にとってベストな環境ではありません。成長はよけい鈍ります。
大きめの鉢をチョイスするのが基本ですが、「大きさが殆ど変わらない鉢」でも"見栄えの植え替え"なら有りだと思います。
※但し、"根詰まり解消"の植え替え。
もしくは、"見栄えの植え替え"でも5号サイズ以上の植物の場合は、一回り(できれば二回り)大きい鉢を選ぶことを推奨します。