季節によって変わる葉色、葉の裏には凹凸
ポトスの貴公子は伊藤さんの自信作

紹介するのは、ポトス職人・伊藤輝則氏が作出した新しいポトス「エスプリ」。"ポトスの貴公子"と言われる品種です。

今回はこのエスプリが、どうやって生まれたか？
どんな特徴があるのか？掘り下げていきます！

人気はあるけど弱かった、ライムポトス

伊藤さんがポトスの生産を始めたのは40年前。最初の躓いたのが「ライムポトスの難しさ」でした。パッ！と目を引く明るい葉色。人気があるのですが、一般のポトスより弱い。大量生産の難しさを感じてました。 なので伊藤さんはいつしか、「丈夫なライムポトスを作りたい」と思うようになり研究（育種）を始めます。

そこから生まれたのがシャンゼリゼという品種。葉の裏には凹凸があり、これまでのポトスとは全く異質。 デコボコしてる葉は「3Dポトス」なんて呼ばれました。

そして今回のエスプリ。紹介したライム、シャンゼリゼの血を引く品種です。
ライムポトスの明るい葉色、シャンゼリゼの凹凸。両方引き継ぐ、欲張り品種。強健さもライムポトスより格段にあがってます！

さらに、エスプリにはもう一つの特徴が。季節や置き場所で表情を変えるのです。
日照が弱い時（秋～冬）には普通のライムポトスの様な見た目に。葉の斑模様や、突起が目立たなくなっていきます。
逆に冬があけ、春から新しく伸びてくる新芽には斑が入り、突起も浮きだってきます。さらに日差しにあてると、その特徴はより顕著にでます。伊藤さんのポトスは、こうやって「季節や置き場所によって表情を変える」のも大きな特徴。 植物の表情を観察し、会話しながら育ててみてください♪

お届けするのは5号鉢。小さな3号苗と比べて葉数が多いので、特徴や変化を捉えやすいです。 楽しんでみてください！

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