欲しい。でも高い･･･。憧れのホヤ・レツーサ
あれっ！？お手軽プライスじゃん！

「ホヤ」という植物をご存知でしょうか？カルノーサ、リネアリス、カーティーシー。ホヤには沢山の品種がありますが、「ホヤ」と聞くだけで反応する人が多いほど ファンが多い植物。

その中で、今回紹介するのは「レツーサ」。ホヤの中ではレアな存在で、5,000円前後で出回ることが多い高級品種。「高い」イメージがあったレツーサ、今回はお求めやすい価格での提供です！

ホヤ・レツーサという植物は？

レツーサは姿が特徴的。線のような細い葉をワシャワシャ茂らせる。葉の先ををよく見ると、ハートみたいな形に♪
正直、美しい葉ではありません。ただ吊るして飾った時のシルエットが素敵なんです。 （将来的には）花も期待できます。

4号サイズなのに、ボリュームあり！
答えは、生産現場にありました。

通常、ホヤは「やや暗め」の温室で生産されます。
しかし、今回のホヤは異なります。遮光を最小限に抑えた、まぶしい位の明るい温室で生産されてます。

強光栽培は、育成にリスクを伴います。水やりの頻度は増えますし、不注意によって葉が焼ける可能性も高まります。しかしながら強光栽培のメリットとして、成長速度の向上が期待できます。 光にしっかりあて、水もしっかり与える。こうすることで植物は光合成を活発に行い、素早い成長と、ガッチリとした草姿となります。

こちらのホヤが3,000円以下で販売できるのは、強光栽培により時間を短縮できてるからとなります。（生産時間は、植物の価格に大きな影響を与えます）

確認を！強光栽培がゆえ、葉の色は「黄緑」です

強光で育てた方が「成長速度が早まり、価格以上のボリューム感が出る」というメリットを書きました。反面、強光栽培をすると葉の色が「黄緑」になります。 光の強さに合せて、植物が葉の色を調整しているのです。
また、葉のところどころが黒くなってます。強い日差しだと、肌にシミやホクロが増える。スパルタ環境は植物自体を強くしますが、肌はちょっと荒れる。人間と同じ原理です。

※今後、家庭で育てていくと、少しずつですが葉色は濃くなっていきます。（家庭は光が弱いので）

数年前、「珍奇植物ブーム」があったのはご存じでしょうか？
葉のカタチが変わったレツーサも、珍奇植物の本に掲載されてたことがあります。価格もその時に一気に上がりました。

ですが本来、レツーサはマニア向けの植物ではないと思ってます。こちらの農家さんも同じ考えで、観葉植物の普及が進むように生産をされてます。

生産量が少なく毎年50鉢くらいしか販売できないレツーサですが、タイミングがあえば検討してみてください。
吊るしておけば、邪魔になりませんよ！