最近は「珍奇植物」ブーム。価格も高い。
でもこの子こそ、珍奇だと思う。

姿・形が摩訶不思議な「珍奇」と呼ばれる植物たち。最近は特に人気が高く、特集誌もたくさん出てる。

であれば、こんなのどうでしょう？葉に穴がたくさん開いた、不思議植物マドカズラ。

姿は変ってる。けど「珍奇植物」の雑誌には、載せてもらえない（笑）。
その理由は、園芸マニアにとっては珍しい植物ではないから。

姿はとっても珍奇なのに、価格はチープ。育て方も、他の珍奇植物たちと比べると育てやすい！ 「珍奇植物」とはマニアの中の呼び名であって、姿が変ってるのにお求めやすい植物も実はたくさんあるんです。

「日当たりより、陰に置いてください」。
そう言われると、なんか嬉しい！

マドカズラのいいところ。それは植物一覧の中でも特に「耐陰性」が強いとこ。
「窓際のスペース」、どうしても限られてしまいすよね。

だからこんな控えめな子は、嬉しい存在。間接照明でも、明るい部屋なら十分育ちます。

クシュクシュ、ぺたぺた、ウネウネ。

マドカズラ、見れば見るほど変なんです（笑）。
新しい新芽は、クシュクシュ・ウネウネって丸まってる。開いている葉はピーンとまっすぐ伸びるのではなく、ペタペタと波打ってる。

植物なんだけど、どこか機械的。メタリックな感じもして。
遠くから眺めるのいいけど、休日の時くらいはのんびり観察して！植物って、不思議ですー！

「破れた訳でない。自ら、破いたんだ。」

僕は最初、この穴だらけの葉を見た時「傷んでる？」と思いました。「なんだこの葉は？」と。

でも実は、この植物の生き抜くためのアイディアだったんです。
自生地・熱帯雨林はとても強い雨（スコール）が降る地域。なので自らの葉に穴を開け、スコールによる葉折れを回避したと言われてます。

植物って、面白いですよね！
1年で2～3カ月期間しか販売できない、限定商品。小さいし、陰に強いから置き場所にも困りませんよー！